あしたもともだち

少し乱暴で、強がり、だけど本当はとっても優しい心を持っているオオカミさんと、人懐こくて素直な可愛さがなんだかとても親しみやすいキャラクターのきつねさんの仲良しコンビのやり取りがとても面白く、少し切なくて、最後にはほっこり心温まるお話しです。
本当はきつねくんの事が大好きなのに、つい意地悪を言ってしまうオオカミさん。
些細な事をきっかけに喧嘩になってしまった二人は、本当はすぐに仲直りして、またいつものように遊びたいのに、なかなかお互い素直になれず仲直りができません。
その二人の素直になれない様子に読んでいるこちらも、もどかしい気持ちになります。
本の挿絵も寂しいくて切ない場面のようすが、とても上手に描かれていて、思い切り感情輸移入してしまいます。
思わず泣きそうになってしまう箇所も沢山あります。
そんな二人の仲直りは、これまたとても些細な事をきっかけに仲良くなるのですが、その場面があまりにも可愛くて泣けてしまいます。
その後とても温かい優しい気持ちに包まれます。
分かりやすいやり取りなので、5.6歳く位の子どもと一緒に読むと、内容をしっかりと理解し、二人の優しさに感動できると思います。
その時の感情に合った挿絵がとても良く描かれている為、子どもが一人で読み進めても楽しめる一冊だと思います。

だるまさんがころんだ

産院が薦める絵本としてたびたび紹介されており、ファースト絵本として人気の絵本です。
この絵本を読み聞かせると、まだ、だるまさんが何であるかも知らない赤ちゃんが、思わず笑ってしまいます。
絵本を開くと、赤くコロコロとしたキャラクターが、赤ちゃんの目を引きます。
そして、読み始めの「だるまさんが」の部分で、子供の注意を引き付け、それに続くコミカルな言葉で、赤ちゃんは思わず笑ってしまいます。
よく計算された語調となっています。
また、絵の連なりでだるまさんの動きを表しており、本の中でキャラクターは動くのだという理解につながります。
今後、絵本をステップアップしていくために、ふさわしい作品です。
作者のかがくいひろしは特別養護支援学校の教師をしていた経験から、子供たちが興味を引く作品を作り上げました。
残念ながら、だるまさんシリーズの3作品目にして、亡くなってしまいましたが、この絵本は、現在でも増版を続けています。
絵本サイズもコンパクトで、ページ数も多くないため、持ち運びにも便利です。
出先で、赤ちゃんがぐずったら、この絵本であやすことができます。
育児に忙しいママさんと、赤ちゃんの成長の手助けとなる一冊です。

とけいのあおくん

時計屋さんの棚にずっと置かれていた時計のあおくん。
もっと大きい音や目立つ時計がある中で、きっと僕なんか気に入ってくれる人いないかもと心配していましたが・・・
ある日、女の子がお母さんとお父さんのプレゼントを買いに時計屋さんへやってきます。

あおくんは、せいいっぱいの音でベルを鳴らして自己アピールすると、女の子は、おあくんの透き通るようなきれいな澄んだベルの音が気に入ってプレゼントに選んでくれました。

女の子はお父さんに、時計のあおくんをプレゼント、翌朝から、お父さんを毎日目覚ましで起こすのが、あおくんの仕事になります。
あおくんは、初めての仕事にとても緊張していますが、いちにのさんで、思いっきり目覚ましベルを鳴らしお父さんを起こすことができました。
きれいな音で起こしてもらったお父さんは大喜びです。
目立たなくても、大きい音が出せなくても、気に入ってくれる人や選んでくれる人はいるんだよ。
自分のできることを一生懸命すればいいんだよと教えてくれるお話です。

あおくんが、緊張しながら初めてのお仕事をする場面では、読んでるこちらもドキドキ、うまくお仕事ができてうれしくなりました。
とけいのベルの音を色々変えながら読んであげると、子供はとてもよろこんでくれるようです。

たまごのあかちゃん

大きな卵が絵本の全体に大きく描かれた表紙がとても印象的な絵本です。
ページをめくると出てくるのは、様々な大きさの卵たち。
それを見ただけでは何の卵か分かりませんが、「たまごのなかにかくれんぼしてるあかちゃんはだぁれ?」と聞くと卵の中に隠れている動物の赤ちゃんたちが卵の中からでてきます。
とても簡単な単純な内容の絵本なのですが、この絵本にはこの話に合わせた歌がついていて、歌いながら読み進められるようになっているのです。
その為、一人ではなく、周りのみんなと楽しさを共有しながら楽しむ事ができるのです。
卵の大きさを見て、どんな生き物が産まれてくるか当てっこして楽しんだりと様々な楽しみ方が出来るのもこの絵本の良い所だと思います。
年齢が高い子は、歌いながら読み進めたり、小さな子は一緒に歌って、鳴き声を真似たり、卵の中から可愛い生き物が飛び出す喜びを味わったりと様々な用途に使える一冊だと思います。
最後にはここに出てくる生き物の赤ちゃんたちが、みんな飛び出し並んで歌っているような挿絵が付いていてとても可愛らしい絵本です。
鳴き声や、歌など、癖になるような楽しさがあって、子どもと一緒に読むと、「もう一回読んで。
」と繰り返し要望があるくらい大好きな絵本になりました。

くっついた

コロナウィルス感染拡大予防の措置として、集団検診がなくなってしまいました。
検診がなくなったのも残念でしたが、絵本をもらえないのも残念でしたが、後日、郵送してもらえることになり、「じゃあじゃあびりびり」と「くっついた」のどちらか1冊を選んで送ってもらえることになり、「くっついた」のほうを選んで送ってもらいました。
理由はこの絵本は「こぐま社」から出版されているからです。
私自身が幼少のころ「こぐまちゃんとボール」の絵本を持っていて、親近感を持ったからです。
送られてきた絵本は私の子ども(1歳になったばかり)にはまだ早いかなと思いましたが、内容が分からなくても読み聞かせはコミュニケーションの一環として有効であるとあったので、試しに読み聞かせしてみることにしました。
膝の上にのせて読み聞かせしましたが、意外にも子どもはじっとして読み聞かせを聞いているように見えました。
絵本自体は絵がかわいらしく、文章の音のリズムもいいなと思いました。
一番最後のページの絵は子どもが笑っている顔の絵が大きく描いてありましたが、下の歯が2本だけ生えている絵で、ちょうどうちの子どもと同じでとても微笑ましくなりました。
読み聞かせにとても会う絵本だと思いました。

めっきらもっきらどおんどおん

このふしぎなタイトルは、妖怪の世界への入り口を開く魔法の呪文。
一人で遊んでいたかんたという男の子がでたらめなこの言葉を口にすると、木の根っこの穴の中に吸い込まれてしまうのです。
そこで待っていたのは、もんもんびゃっこ、しっかかもっかか、もんもんびゃっこ、という可笑しな妖怪たち。
姿は大きなおとなのような体つきをしていますが、子どものようにわがままを言ったり、喧嘩が始まったり、急に泣き出したりと、心の中は、子どものような不思議な生き物たち。
次々に楽しい遊びを持ちかける妖怪たち。
読んでいるこちらも、思わず子どもに帰って一緒に遊びに参加しているような懐かしい気持ちにさせられます。
かんたはこの妖怪たちと時間も忘れて遊んでいるうちに、ふとお母さんの事を思い出します。
「おかあ…」とかんたが言いかけた瞬間、妖怪たちがその言葉を言ってはいけない!と止めるのですが、時は遅く、かんたは元いたお宮の木の根っこに戻っている。
という、現実なのか、夢だったのかわからないような不思議な体験をするのです。
かんた自身もこの出来事が夢だったのか分らなくなってしまいます。
自分で、でたらめに言ったあの呪文をもう思い出せなくなってしまったのです。
本当はどうなのかな?この呪文を唱えたら自分もあの可愛い妖怪たちに会えるのかな?と想像力を掻き立てられる心に残る絵本です。

ふゆじたくのおみせ

ここに登場するのは、小さくて可愛いやまねくんと、大きくて優しいくまの仲良しコンビです。
二人は冬支度のお店の開店の知らせを受けて、森の中のお店へ向かいます。
二人はお互いにプレゼントしたい品物を見つけますが、それを買うためには沢山のドングリを集めなくてはなりませんでした。
一生懸命に森の中を歩き回ってドングリを探しますが、最後の一個がお互いなかなか見つからず奮闘します。
そのうちに冬支度のお店がしまってしまい、がっかりする二人でしたが、なんと、二人の気持ちを察した森の仲間たちが「必ず二人が買いに来るから取っておいてほしい」と、お店にお願いをしてくれていたのです。
森中の仲間たちの思いやりのおかげで、二人はお互いのプレゼントを買い、渡す事ができたのです。
大きなくまさんと、小さなやまねくんの、大きな友情と思いやりにほっこり心が温まります。
森の仲間たちの優しさにも感動します。
そして何よりこの本で注目したい点が、挿絵の綺麗さです。
とても鮮明で、綺麗な色使い、木のみ一つ一つが本当に綺麗に美味しそうに描かれています。
優しい雰囲気で描かれた動物たちの表情も、見ているだけで心温まるようです。
子どもの目から見ても絵が綺麗だな、と感じられる為、何度も見返して読みたくなる一冊です。

だいすき ぎゅっぎゅ

フィリス ゲイシャイトー ミムグリーンさん作の絵本です。
絵本の中に「だいすき ぎゅっぎゅ」というフレーズが沢山出てきます。

表紙が通常のものからクリスマス仕様になっておりました。
プレゼントにも贈ることができますね。

ページを開くと、カラフルな数字が大小さまざまに散りばめてあるので
内容に入る前から色や数字を遊びながら学ぶことができます。
また、うさぎの親子の一日が描かれており、
お母さんうさぎが子うさぎを起こすところから始まります。
“おはよう おはよう 朝ですよ”という言葉から始まるのでまず挨拶を意識させることができます。
“時計は8時。 さぁ起きて“
というように、〇〇時に〇〇をしよう!というふうに物語が進んでいくので時計や生活のリズムを教えることができます。
また、子うさぎさんと一緒に〇〇してみようかと絵本の内容に沿って生活や遊びを楽しめます。
子どもと何を話していいかわからない、子どもと何をして遊んでいいかわからないという時にこの絵本の読み、
内容の遊びをして、沢山ぎゅっぎゅとしてみてはいかがでしょうか。
お母さん達の理想の子どもとの暮らしが描かれています。
我が子が愛おしく沢山抱きしめたくなる絵本です。
ぜひ、だいすき ぎゅっぎゅ のところは絵本の親子のように抱きしめながら読んでみてください。

英語つき なに?なに?こどもずかん

かわいくて分かりやすいイラストに日本語とアルファベット、カタカナ発音もついている0~5才向けの図鑑絵本です。
スマホやタブレットで使える電子辞書のおまけが付いており、ネイティブスピーカーによる発音で英語を身につけることができます。
ことばを覚えたての子どもから、英語を覚えたいという子どもにもおすすめです。
子どもが好きな「どうぶつ・みずのいきもの・むし」の他にも、身近にある「くだもの・たべもの・いえのなかのもの」、女の子の好きそうな「はな・はっぱ・きのみ」、男の子に人気の「のりもの・はたらくくるま」など、幅広いジャンルに分けられています。
英語の読み方はカタカナ表記で、強く発音する箇所(アクセント)は赤字になっているので、子どもと一緒に絵本を楽しむことで大人も勉強になります。
本のつくりもしっかりしているハードカバータイプで折れてしまう心配もありません。
本の大きさは約縦17cm×横17cm、幅は1cm5mmで、それほど大きくもないので外出時の持ち運びにも便利です。
親や兄弟と一緒に「もの」の名前を覚えられることだけでなく、英語の練習もできるので、プレゼントにもおすすめです。
男女問わず楽しむことのできる絵本なので、見かけたときはぜひ手にとってみてください。

おやすみなさい

フランスの絵本です。
そして訳はミュージシャンのカヒミ カリィさん。
現在はニューヨーク在住です。

色遣いはとてもシックで、イラストも大人びているので大人のための絵本としても喜ばれそうです。

「しー・・・ おやすみの じかんですよ。」のセリフとともに、森の中の動物の親子が眠りの世界に落ちていくこの絵本は、ページをめくっていくと夜の深まりとともにだんだん暗い色合いになっていき、読み手を眠りに誘い込んでいくようです。
子供はもちろんですが、日々の生活で疲れてしまった大人にもおすすめです。
寝る前に読む本としてもいいのではないでしょうか。

また、セリフがとても心地がいいのも印象的です。
「ふぅぅぅぅー・・・ふぅぅぅー・・・」といった風を表す表現、「ゆったり ゆったり」「たっぷり たっぷり」といった表現も、とてもリラックスした気持ちにさせてくれ、まるで寝る前のホットミルクが体に行きわたるような心地よさを与えてくれます。
なんとなくくすぐったいような、布団に優しく包み込まれているような気持ちになれると思います。
子供に読んであげるのであれば、ささやくようにゆっくりと読んであげれば、すぐに眠くなってくれるだろうと思います。