ピンポンパンポンプー

ピンポンパンポンプー random-note

ピンポンパンポンプー

この絵本は、中居正広さん司会の番組「ニュースな会」から誕生した絵本です。
カピパラをモチーフにしたキャラクターであるのんちゃんとビリーくんのデザインは、劇団ひとりさんが、そしてストーリーは古市憲寿さんが担当しました。
ここまでだけだと、何だか番組の企画もののような印象を受けるかもしれませんが、そうではありません。
絵本って、子供の頃に読んだ時にはストーリーよりも、イラストやキャラクター性を重視してしまうんです。
後から、ジワジワとそのストーリーの素晴らしさがわかってくるんです。
この作品は、まさにそういった作品です。
カラフルでメルヘンチックなイラストは、子供達の興味を引きつけるだけの魅力がありますし、のんちゃんとビリーくんの些細なケンカをしてしまうところは、なぜ大切なお友達を傷つけてしまったのか、その理由や解決方法を子供達と一緒に解決することができます。
子供の成長に合わせて受け取り方が変わってくる。
そんな、成長を支えるストーリーになっています。
子供に読んできかせている大人も、不意に子供の頃の友達とのことを思い出して、懐かしくそして優しい気持ちになります。
友達と仲良しでいられる魔法の言葉「ピンポンパンポンプー」という言葉は、とても覚えやすいので、小さな子供でも使いやすいと思います。